「早期退職」最近、どこの大手企業でも早期退職制度を利用したリストラが横行しております。早期退職と言うと定年間近の50歳・60歳に近い年代が対象としていました。近年では早期退職制度は45歳までが対象になり対象年齢は若年化しております。私も上場企業に勤めておりますが、現在30歳で早期退職プログラムで会社を去っていった諸先輩方を何度も目にしてきました。特にうちの会社は癖になっているみたいで私が入社した8年間で約4回も早期退職が行われております。このたびの人事で、現在30歳の私も早期退職プログラムを利用できることになりました。給与単価は低い私ですら対象になります。私は4年連続年間ノルマを達成しており自分でも言うのもなんですが、比較的優秀な社員でした。しかし、中間管理職の強制降格・人員削減でところてん式に私も降格になりました。理不尽な降格です。もちろん会社都合の降格・基本給減なので今回は早期退職割増金がもらえます。私はまだ恵まれている方で、現状のポジションで会社に残る選択肢もありました。しかし、今の仕事の2、3倍の業務をこなします。その業務量の多い中でも、給与は据え置きです。今後トレンドになりそうなのが、新たな部署をつくり一時的に飼い殺しにするということもあるかと思います。新しい部署=追い出し部屋みたいなイメージです。私の現在の会社の現状を述べてきましたが、何が言いたいかと言うと「早期退職は誰にでも起こりえる!!!」ということです。私も自惚れておりましたので、「まさか自分が対象になるなんて…」会社の性質上いづれは早期退職の対象になことは想定しておりましたがいざ早期退職を勧告されるとショックでした。「こんなに会社に尽くしてきたのに」「成績残してきたのに、降格なんて…」「まだ若いのに…」私はこのように嘆いていました…しかしこの「早期退職」という事実をポジティブに捉え、次のステップへ進みましょう!早期退職を勧告してきた会社を見返しましょう!本書では、2020年8月末で会社を早期退職した数カ月の記録を記したものです。本書は2部構成で、最初は会社員の現状・早期退職する際の手続きを記載します。後半では、ミニマリストの私が戦略的に早期退職をしてどう過ごしているか、今後どのような生き方をしていくかについて述べています。